はしがき:声と耳に関する断章
序章 理論ノーツ:相互行為論と障害学
0-1 シンボリック相互行為論
0-2 障害学
第1章 他者化と自己疎外
1-1 いま、いかなる問題か
1-2 「優しい社会」の落とし穴
1-3 警報の色
1-4 他者化と自己疎外
第2章 「パイプのけむり」の三つのエッセイ
2-1 対象と方法
2-2 自己とコミュニケーション
2-3 表象=代弁の病理
2-4 「ある」ことと「つくられた」こと
2-5 「いる」ことと「なる」こと
第3章 色盲検査表を読む:色弱者はいかにして信頼を奪われたか
3-1 残された謎
3-2 「ある鉄道運転手」と「緑の犬」
3-3 予言の自己成就
第4章 善意の思想像
4-1 さらなる謎
4-2 科学の外側:「不適当であるべき」
4-3 適性の論理:「本人の為」
終章 応答性:声と耳と自己と
5-1 語りづらさ
5-2 「理論」と「物語」
5-3 聞く耳を持つ社会
あとがき
文献
事項索引
人名索引