小林一穂・秦慶武・高暁梅・何淑珍・徳川直人・徐光平 著、2016、『中国農村の集住化 ―山東省平陰県における新型農村社区の事例研究』、御茶の水書房
小林一穂・秦慶武・高暁梅・何淑珍・徳川直人・徐光平 著、2016、『中国農村の集住化 ―山東省平陰県における新型農村社区の事例研究』、御茶の水書房
新型農村社区--旧来の村を新規に開発された住宅地(マンションのような建物が並ぶ)へと移転させ、そこで都市生活を実現する。旧の村落があった場所は新たに使える土地となる。平面に広がっていた村がタテになることによって、増反ともなる。ここに、新たな開発を導入したり、大規模な農業を展開したりする。
山東省の山陰(へいいん)県に対象をしぼり、さらにその中の3つの村をとりあげて、変化する農家生活に関するインタビューと記述を試みた。
私(徳川)は、2000年代初頭より、小林一穂教授(当時)の中国農村でのフィールドワークに参加してきた。
私にとっては初めての中国農村報告。まだ進行中だった当村、その後の様子を見てみたい思いがある。
あらゆる困難を超えて根気強く交流を重ねてくださった中国山東省社会科学院の研究者の皆さま、調査研究に参加してくださった大学院生の皆さまに、心から感謝しています。
ある「農村社区」の風景